できることが増えて、色々なものを手にしました。 それが「すごいこと」なんだって、ずっと思っていました。でも、本当に嬉しかった瞬間は、そうじゃありませんでした。 隣にいる誰かが、心の底から笑ってくれる。僕が守りたかったのは、そんな、みんなの笑顔だったんだって、やっと気がつきました。
もう一人で社会的な成功を目指すのはやめます。 ちょっと不器用でも、遠回りでもいいから、みんなで何かを作って、その時間をぜんぶ面白がりたい。だからこそ、 一人じゃなくて、お互いを信じ合える仲間と、そんな温かい場所を。
共に創り、共に笑おう。
まず「エンスー」とは、「好き」というレベルを超え、人生を懸けるほどの熱量を注ぐ、いわゆる「オタク」のこと。今では死語ですが、かつてバブル時代の車好きたちが、使っていた言葉です。僕たちは、この言葉を現代に蘇らせます。
次に「151」という数字について。
ここには、僕たちのチームづくりの必然と、僕個人の運命が重なっています。
まず「必然」としての、ダンバー数。
科学的に、人間が本当の意味で親密な関係を維持できる上限は、約150人だと言われています。僕たちが目指すのは、うわべだけの繋がりではなく、生涯を共にできるような本物のチームです。
そして「運命」としての、ポケモン。
僕の名前はサトシ。偶然にも、ポケモンの主人公と同じです。 だからこそ、僕たちの冒険はここから始まります。かつてサトシがカントー地方を旅したように、まずは日本を舞台に151人の「エンスー」たちと出会い、僕たちだけの図鑑を完成させること。
これが、僕たちのプロジェクトのファーストステップです。
そして、この最強のチームが完成した先に、僕たちの本当の目的があります。 それは、縁があったエンスーたちの「才能の機会損失をゼロにする」こと。 誰もがお互いを家族と呼び合える、まるで白ひげ海賊団のような、温かくて揺るぎない場所を、この世界に創り上げることです。
結論から言うと、僕が仕事をするのは、偶然出会ってくれた人の笑顔が見たいから。 ただ、それだけです。
でも、昔の僕は全然違いました。 父が叶えられなかった世界一のレーサーになるんだって、それだけを信じて、もう夢中でした。誰よりも速く、誰よりも強く。そうやって一人で頂点に立つことだけが、自分を証明する方法だと思ってたから。
でも、その夢は一度のクラッシュですべて砕け散りました。